窃盗犯罪の被害者に対して、
「物を盗まれただけでよかった。命が無事なんだから・・・」という文言が良く使われます。
なぐさめやあきらめの交錯した複雑な感情からでる言葉なのでしょうが、
犯罪に対する認識の甘さを感じます。


なぜなら、次のより危険な犯罪被害を誘発する恐れがあることに気づいていないからです。
例えば、窃盗犯で言えば、侵入に成功した犯罪者は、
「あそこの家は窃盗行為が簡単にできた・・・という安心感」「侵入方法」「逃走経路」
「貴重品の保管場所」「通帳の残高」「住人の形態・構成」「生活の状況」「住宅の周囲・環境」等々、
被害者宅について多くの情報を得ています。

このような好条件にあれば、常習者の多い窃盗犯が
2度3度と狙う可能性はきわめて高いと考えるのが妥当です。


その上、窃盗犯が狙う家屋には共通のポイントがあるのですから、
他の窃盗犯にとっても狙う条件を備えているということになります。
「1度窃盗の被害にあった家は必ずまた被害にあう・・・」
というくらいの危機意識と防犯の備えが必要なのです。
強盗殺人などの凶悪な事件が発生しても、
「自分の家は・・・」「うちは・・・」関係ない、無縁の事件だと思っている人が少なくありませんが、
犯罪被害の悲劇化は、往々にして
「ささいな窃盗目的の家宅侵入」から始まることが少なくありません。



このような危機感を持って、防犯力を整えることが重要なのです。
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